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酷暑の現場には「水冷」が効く、サンコーが冷却ベストを展示:猛暑対策展(1/2 ページ)
「猛暑対策展」に出展しているサンコーが「水冷冷却クールベスト」を展示し、来場者の注目を集めている。建設業界など屋外作業者向けの暑さ対策用として拡販を図る。
サンコーは東京ビッグサイトで行われている「第5回 猛暑対策展」(開催期間2019年7月24〜26日、主催:日本能率協会)で、建設業界など屋外作業者向けの暑さ対策用品を展示。「水冷冷却クールベスト」の新製品が来場者の注目を集めていた。
建設現場では夏場の熱中症予防対策として、小形扇風機(ファン)の風で体を冷却する電動ファン付きワークウェアの着用を励行しているが、水冷冷却クールベストはその名の通り“水”で冷却するウェア。真夏の耐久レースなどモータースポーツでの過酷な環境下でドライバーの体温を下げるウェアとして、ホースで冷却水をウェア内に循環させる「クールスーツ」があるが、水冷冷却クールベストはこれと同じ仕組みだ。
背中に装着できるゴム製の専用タンク(最大容量2リットル)に水を入れて冷凍庫で直接凍らせ(もしくはロックアイスをタンクに入れ)、使用時に水を加えることで冷たい氷水がベストの中を循環し、体温を下げる。タンクを直接凍らせるときは1.5リットルの水を入れて凍らせ、使用時に水を400〜500ミリリットル追加して使うことを推奨している。
水の循環には電動ポンプを使用。ベスト内蔵のバッテリーで最大8時間使用できるという。また今年の新モデルから、外付けのモバイルバッテリーやUSB電源を利用できる外部電源用USB端子も用意された。
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