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IoTチェアや日本各地の風を再現する空調機など、“未来のオフィス空間づくり”を目指す実証の場が開業:屋内空間データの協創プラットフォーム(3/4 ページ)
オカムラ、ダイキン、パナソニックら9社は、未来のオフィス空間づくりを目的に、IoTを使った空調、照明、セキュリティなど、最先端サービスの実証実験を行う会員型コワーキングスペース「point 0 marunouchi」を東京・丸の内にオープンさせた。
オカムラの最適な座り位置を示すIoTチェア
実証実験の一例として、オカムラは、奈良先端科学技術大学院大学と共同で開発したセンシングチェア「CENSUS」を設置した。イスにセンサーを取り付け、人が座った際の圧力を感知して、適切な座り方とおすすめの設定をモニターで表示。イスの状態を背中のカーブ、高さ、奥行きといったデータで可視化して、座り姿勢をアドバイスすることで、働きやすい環境をイスというアポローチから提供する。
パナソニックは、電材・住建部門を担うライフソリューションズ社が、パナソニックの照明と、学校や百貨店の放送機器を扱うTOAの音響、ダイキンの空調機に、さらに屋内位置情報システムを組み合わせたソリューションを実験する。事前に最適な照明×空調×音を設定すれば、今自分のいる場所が好みのオフィスへと変わる仕組み。
同社ではこうした異業種同士の共創を通して、強みである照明やセンシングの製品に新たな価値を持たせ、単品ではなく空間パッケージとして提供していくことを見込む。
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