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Revitの標準アドインを目指す大成建設のBIM規格を応用技術が提供、初回で2800ファミリBIM

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 大成建設と応用技術は、Autodesk Revitユーザーに向けアドインパッケージ「BooT.one(ブート.ワン)」を2019年7月1日に提供開始した。

コマンド/テンプレ/ファミリ/ガイドラインのパッケージ

 BooT.oneは、大成建設が社内で蓄積してきた「BIM規格」のノウハウを応用技術のBIMソリューションブランド「to BIM」で提供するAutodesk Revitのアドインパッケージ。BIM規格は、コマンドツール、テンプレート、ファミリ、活用ガイドラインの4カテゴリーの総称で、BooT.oneはこれらをパッケージ化した商品となる。

 現状で各社のBIM標準化は、従来の2次元CADと同等の成果物を作成することが重要視されている。しかし、それではBIM本来の利点である整合性を持った情報生成を阻害する要因となっており、BIMの普及にも影響を及ぼしている。一方、整合性を保った理想的な運用を目指す場合でも、Revitのモデリングや設定の煩雑さが壁となり、利用者のスキルに依存してしまっている。

 今回提供するBoot.oneは、個人のスキルに依存することなく、同じルールで整合したBIMモデルと図面作成を目的に、大成建設内で長年にわたって開発・運用されてきたBIMノウハウをRevitユーザーに提供するものだ。

 初弾のリリースでは、56コマンド、2800ファミリの提供から始め、サブスクリプションユーザーに対して、定期的にアップデートを行うことで、提供コマンド数、ファミリ数を順次追加していく。

 ユーザー間の活発なコミュニケーションの場も設け、BooT.oneへのリクエストを積極的に収集し、製品に反映させることで、BooT.oneがRevitユーザーのデファクトスタンダードとなることを目指す。

 BooT.oneの販売価格は、年間18万円〜で、販売目標は、初年度に3億円(2019年12月)、翌年度に10億円(関連業務含む)を見込む。販売方法は、当初は応用技術からの直接販売で、今後はパートナーを募っていく。

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