新ファミリー スイート「大空間リビング」と「広い軒下空間」が一体化、鉄骨造/木造問わず提案可能に:スマート化/リノベ
積水ハウスは、「幸せ」研究と先進技術の成果で家族の幸せを実現する「ファミリー スイート」の新コンセプトを発表した。今回は、家族が「つながる幸せ」「私らしくある幸せ」「すこやかである幸せ」を提供する“大空間リビング”に、「広い軒下空間」をプラスして、より「くつろぎ」のある家族の暮らし方を提案する。
積水ハウスは、「大空間リビング」と「広い軒下空間」を一体化した新しい「ファミリー スイート」を発表した。
脱LDKの暮らし方の提案が3割のユーザーに支持される
ファミリー スイートは、企業としては日本初の「幸せ」を研究する住生活研究所の「住めば住むほど幸せ住まい」の研究成果と、先進技術を掛け合わせた、従来の「LDK発想」から脱却して誕生したイズ・ロイエシリーズの大空間リビング。柱や壁で室内が遮られることなく、最大7000ミリのスパンを備えた開放感あるリビングで、家族が思い思いに過ごし、家族みんながワクワクできる「新しいリビングの在り方」を提案している。
2018年10月の「IS ROY+E Family Suite(イズ・ロイエ ファミリー スイート)」の発売以来、約3割のエンドユーザーがファミリー スイートを採用しているという。
今回ラインアップに拡充された新しいファミリー スイートは、これまでの大空間リビングに加え、広い軒下空間を豊かな中間領域としてリビングに取り込んでいる。大空間リビングと広い軒下空間で、家族と「つながる」暮らし、友人・地域と「つながる」暮らしをコンセプトに掲げる。
また、軒下の中間領域を取り込んだリビング、木を多く用いた空間の抗疲労効果で「すこやか」な暮らし、「いごこちのいい」空間を創出。今回の拡充で、鉄骨造・木造や内外装のテイストを問わず、あらゆるニーズにファミリー スイートを選択することができるようになった。
このうち、軽量鉄骨造の「IS ROY+E(イズ・ロイエ) WA MODERN」では、4寸勾配の大屋根が永く愛される「和の邸宅」を表現し、豊かな軒下空間を生む。この軒下空間と大空間リビングで、家族、友人、さらに地域との「つながり」がもたらされる。IS ROY+E WA MODERNの価格は3.3平方メートル当たり72.4万円から(本体のみ、税別)。販売目標はイズ・ロイエシリーズとして年間6000棟を見込む。
「IS ROY+E WA MODERN」。緩やかな4寸勾配の屋根下に心地よい屋外空間を一体化させたファミリー スイート(左)、緩やかな深い軒で隣地からの視線や日差しをコントロール(右) 出典:積水ハウス
木造のシャーウッド「Gravis Bellsa(グラヴィス ベルサ)モダンライン」では、「クリアビューデザイン」でつながる大空間リビングと広い軒下空間、木を多く用いた空間の抗疲労効果の研究成果から、自然とつながる、すこやかな暮らしファミリー スイートを実現します。Gravis Bellsa(グラヴィス ベルサ)モダンラインの価格は3.3平方メートル当たり73.8万円(本体のみ、税別)。販売目標は年間1500棟としている。
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