アパホテルが大阪北区で用地取得、西日本最大級1500室以上の客室数で“万博”需要見込む
アパグループは、西日本で最大客室数となる1500室以上を見込むタワーホテルの開発用地を取得した。取得会社はアパホームで、開業は2022年末の予定。
全国で502ホテル/8万3742室を展開する総合都市開発のアパグループは、西日本最大規模の客室数を備えるタワーホテル開発のための用地を取得した。
「北新地」や「梅田」に近く、JR/地下鉄のアクセスも良い好立地
開発計画では、客室数1500室超えの超高層31階建てのタワーホテルを建設。ホテル名は、「(仮称)アパホテル&リゾート〈梅田駅タワー〉」とし、2022年末のオープンを目指す。アパグループ内では、「アパホテル&リゾート〈横浜ベイタワー〉」日本最大級の全2311室、「アパホテル&リゾート〈東京ベイ幕張〉」の日本最高層50階建て/全2007室に次ぐ、客室数において西日本で最大規模のホテルとなる見込み。
取得した土地は、大阪市北区曽根崎2丁目1番他の公簿面積3199.81m2(平方メートル)。対象地は、大阪最大級のターミナル駅である「大阪」駅より徒歩6分、大阪メトロ谷町線「東梅田」駅より徒歩2分、JR東西線「北新地」駅より徒歩4分、さらに阪急線「梅田駅」からも徒歩圏内に位置する。大阪を代表する歓楽街「北新地」や「梅田」の百貨店街にも近く、京都・神戸・奈良へも乗り換えなしでアクセスできる好立地。
アパグループでは、今回のプロジェクトが、2025年の大阪万博決定に伴い、大阪エリアでの宿泊需要の増加に応えることに加え、梅田周辺で予定されている「うめきた2期地区開発」や「大阪梅田ツインタワーズ・サウス」などの再開発との相乗効果をもたらすと見ている。
グループ全体では、2020年3月末までに10万室の展開を目標に掲げ、ホテル運営・人員効率の向上を踏まえたホテルの大型化、ドミナント戦略で、東京都心や地方中核都市において、ホテル開発用地の取得を積極的に進めていくとしている。
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