自社保有の省エネビルを“ZEBリーディング・オーナー”に登録、西松建設:ZEB
西松建設は、2018年度ネット・ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)実証事業の一環として、環境共創イニシアチブ(Sii)が公募する「ZEBリーディング・オーナー」に申請し、登録されたことを2019年2月5日に公表した。
西松建設は、2018年度ネット・ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)実証事業の一環として、環境共創イニシアチブ(Sii)が公募する「ZEBリーディング・オーナー」に申請し、登録されたことを明らかにした。
ZEBを志向するクライアントのニーズに応える
ZEBリーディング・オーナーとは、ZEB Ready以上の性能を有する建築物を所有、もしくは計画を保有している建物オーナーと定められ、環境共創イニシアチブがこれを登録・公表している制度。
2018年11月30日に完成した、東京都港区の自社所有オフィスビル「NCOメトロ神谷町」を登録。ZEBリーディング・オーナーとして、自らのZEBに関する普及目標や導入計画、導入実績を一般に公表する。
NCOメトロ神谷町は、自社所有施設で初となる「ZEB Ready」を取得。高効率空調機システム、地中熱利用システム、調光制御ブラインドを設計・施工案件で初めて導入することにより、年間1次エネルギー消費量を標準的な建物と比べ、53%の削減を見込む。
西松建設は、これまでも自社不動産で、冬は暖かく、夏は冷たい地下ピットの空気を室内に取り込んで空調負荷の低減を図る実証「クール/ヒートピット」などの技術実証を行ってきたが、これからもZEB技術を実現するための要素技術の開発に注力していくとともに、2017年12月に登録したZEBに関する設計・施工、コンサルティングを提供する企業を認定する制度「ZEBプランナー制度」と、今回のZEBリーディング・オーナー制度を活用し、ZEBを志向する施主への積極的な展開を図って、脱炭素社会の実現に貢献していく。
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