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BIMと一貫構造計算ソフトのデータ連携「+Revit Op.」は何が新しいのか?BIM×一貫構造計算(2/2 ページ)

一貫構造計算ソフトとBIMソフト間のデータ連携は、メーカーの努力によって、最近では一定の成果を上げている。しかし、運用形態は構造計算者の求めるレベルにはまだ達していない。構造システムでは、双方のソフトをリンクさせ、建物データの整合性を確保できる連携ソフト「+Revit Op.」を開発した。

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導入のメリットは整合性確認での省力化


Revit側からBUS-6を起動して、床の荷重条件を入力

許容応力の計算結果

S造の梁(はり)符号部材の不足しているフランジ厚を変更
BUS-6で変更した部材断面をRevitで確認

 +Revit Op.導入メリットとしては、Revitで作成した建物モデルをベースに、BUS-6上で解析用データの作成が可能になり、仮定断面の算定などの構造計算ができるようになる。加えて、RevitでのBIMモデル作成と2次元の図面作成も容易になる。

 具体的には、BUS-6データは意匠寸法で入力し、RevitにBUS-6データをインポートすることで3Dモデルが生成される。何度かのデータ連携後、Revit上の3Dモデルから平面図を取り出し、床伏図と断面リストが作成できるという流れだ。

 最も大きいメリットは、図面と構造計算書の整合性を確認する際の省力化が見込めること。データを両ソフトで共有するため、構造図と構造計算書の内容に関する建物形状、符号配置、断面リストの整合性確認時間が大幅に短縮される。

 今後の展開では、2018年10月にバージョンアップを予定し、2019年10月をめどにS造のファミリ充実とBUS-6で計算可能な基礎・杭への対応、2020年10月にはさらなる機能強化を図っていくという。


+Revit Op.のロードマップ
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