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30kgの重量物をラクラク肩まで持ち上げ!人工筋肉でサポートするロボットスーツ「マッスルアッパー」Japan Robot Week 2018

イノフィスは腕と腰の動きをサポートするロボットスーツ「マッスルアッパー」を開発した。空気圧式の人工筋肉を搭載し、最大35kg(キロ)の荷重まで補助。建設現場で重量のある物を簡単に高い位置や上下左右に持ち上げることが可能になる。

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 東京理科大発のベンチャー企業イノフィスは、装着型ロボット「マッスルアッパー」を開発。2018年10月17〜19日に東京ビッグサイトで開催された「Japan Robot Week 2018」で実機を装着してデモンストレーションを行った。

リュックのように背負うだけ、20秒で装着完了

 今回の展示会で出品したマッスルアッパーは、従来シリーズの腰のみを補助する「マッスルスーツシリーズ」に、腕のサポートも加えたモデルで、建設現場をはじめ工場・物流、介護の現場での導入を見込む。


マッスルアッパーでの荷物運搬=Japan Robot Week 2018

 マッスルアッパーは、同社が独自開発した人工筋肉を計4本採用し、圧縮した空気を使って腰と腕のゴムチューブ製筋肉が連動して動くことで、最大35kg(キロ)の荷重まで補助できる。駆動源は圧縮空気のため、コストがかからず、空気を供給するコンプレッサー用の電源さえあれば、使う場所も選ばない。重量物を吊(つ)るして運ぶクレーンやバランサーを設置することが難しい場所でも、固定ロボットの様にレールや土台の設置工事は不要で、誰でも容易に使用できる。

 特徴としては、人工筋肉の両端を腰・腕の“回転補助軸”に直接取り付けることで、利用者自身が補助力を調整できる。腕の補助は、手袋につながった人工筋肉によってアシストされるため、手の動きが制約されることはない。自由に手が動かせるので、重荷の運搬だけでなく、細かい複雑な作業にも対応する。

 マッスルアッパーの装着方法は、リュックのように背負い、腿パットを前腿部分に置く。腰ベルトは腰の低い位置でバックルで止め、最後にベルトを締めて固定する。慣れれば20秒ほどで装着でき、作業員に手間を取らせることが無く、現場へ導入しやすい。


着用後のマッスルアッパー=Japan Robot Week 2018

 同社は、2001年に腰の補助を目的とした外骨格型の動作補助装置「マッスルスーツ」の開発に成功。自立歩行が困難な人でも正しい姿勢で歩くことができる「マッスルスーツ 下半身用(アクティブ歩行器)」、屋外や水場でも使用できる防水モデル「マッスルスーツ スタンダード」、最大補助力35.7kgfを実現したハイパワーモデル「マッスルスーツ Power」、2018年9月に発表された薄型軽量化モデル「マッスルスーツ Edge」を順次ラインアップしてきた。

 展示会で参考出品したマッスルアッパーのスペックは次の通り。最大補助力35.7kgf(キロフォース)、適用身長160〜185cm(推奨)、サイズ920×830×310mm(背面部厚み180mm)、重量8100g。


マッスルスーツ 下半身用=Japan Robot Week 2018

軽量化を図った「マッスルスーツ Edge」=Japan Robot Week 2018

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