140周年事業で建設現場の仮囲いに“ドラえもん”を起用、第一弾公開
戸田建設は2018年9月3日から140周年事業として、ナビゲーターにドラえもんを起用した「ほんトダ!」プロジェクトを始動。同年10月5日、ドラえもんのビジュアルで覆われた建設現場の仮囲い第一弾が登場した。順次、さまざまなコラボレーションを展開していく予定だ。
戸田建設は2021年に創業140周年を迎えるにあたり、人気キャラクター・ドラえもんを起用した「ほんトダ!」プロジェクトを始動。2018年10月5日には、ドラえもんのグラフィックで装飾した建設現場の仮囲い第一弾が埼玉県さいたま市岩槻区でお披露目となった。
全国350カ所の仮囲いにドラえもんを掲出、若年層へ建設業の魅力PR
「ほんトダ!」プロジェクトは、建設産業で労働力不足が顕著となる中、モノづくりの魅力を分かりやすく発信するとともに、未来の建設業界を子どもたちが夢を持てる産業としていくことを目指し、同社が創業140周年事業の企業ブランディング活動として立ち上げたもの。未来感や親しみやすさの観点より、ナビゲーターに起用したドラえもんの誕生日に合わせ、2018年9月3日から特設サイトを公開するなど同プロジェクトをスタートしている。
具体的には、同社が施工する建設現場のうち全国約350カ所の仮囲いに「ドラえもん」のビジュアルを順次登場させ、建設の“現場”から未来が誕生する期待感を地域の住民に向けて発信していく。この第一弾となるものが、埼玉県さいたま市岩槻区の「岩槻人形博物館事業(仮称)」で同年10月5日に披露となった。10月現時点で、建設現場150カ所の仮囲いでの採用も決まっている。仮囲いの情報は特設サイトのほか、SNSを活用した拡散も展開予定。
なお、プロジェクトネームの「ほんトダ!」は、同社が提供する驚き・感動を表現するワード“WOW!”と、モノづくりへ対する“本物=本当に価値のあるもの”を追い求めるという基本姿勢の組み合わせによって生まれた。
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