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スマホで盛土の現場を動画撮影するだけで土量を計測、日立建機メンテナンス・レジリエンスTOKYO 2018(2/2 ページ)

日立建機と日立ソリューションズは、スマートフォンの動画撮影などを活用し、土木工事で発生する土の体積(土量)を簡単かつ定量的に把握することができるサービスを共同で開発し、2018年10月から提供を開始する。

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屋内外や地形を問わず、広範囲に安定した通信環境を構築


Solution Linkage Wi-Fiアンテナ

 日立建機が提案する「Solution Linkage Wi-Fi(ソリューション リンケージ ワイファイ)」は、施工現場のIoT化を実現するため、通信環境の悪い現場にWi-Fiネットワークを構築するWi-Fiアンテナ。

 現場での通信環境が悪いと、クラウドで情報共有やVRSが利用できないため、ICT建機がネットワークにつながらず、機能を最大限に活用することができない。電波状況が悪く携帯電話が使えないと、現場作業員同士のコミュニケーションにも支障が生じてしまう。

 Solution Linkage Wi-Fiはこうした課題を解決。携帯電話のLTE回線に接続したWi-Fi アンテナを設置することで、山間部の橋梁(きょうりょう)やダムなどの現場にもWi-Fiによる通信ネットワークを構築する。1台ではカバーできない高低差のある場所や広い面積の現場でも、別アンテナが中継することでWi-Fi網を拡張し、全施工エリアをカバー。


「Solution Linkage Mobile/Cloud」のイメージ

 携帯電話回線はLTE回線または3G回線(上り:最大50Mbps、下り:最大100Mbps)。無線LANは、端末と接続するエリア通信はIEEE802.11b/g/n/a/ac 規格に対応(2.4GHz/5GHz)。

 アンテナは、通信知識が無くても手軽に扱え、防塵(ぼうじん)・防水性に優れ、単管ポールまたは三脚で設置が可能で、屋内外や地形に左右されず柔軟に運用できる。電源は一般的なAC100V電源に応じ、商用電源/発電機/バッテリーなどから選択する。

 導入までのフローは、現場の状況を事前にヒアリングし、実際の通信環境を診断。通信を使用する場所までの距離とアンテナを配置する場所を決めて設置する。

 Solution Linkage Wi-Fiを導入することで、日立建機のICT施工ソリューションを支援する各種モバイル機器・アプリ「Solution Linkage Mobile/Cloud」が使えるようになる。Solution Linkage Mobile/Cloudは、スマートフォンやGPS端末搭載の建設機械やダンプなどの稼働状況、作業員の位置情報をクラウド上にアップして一元管理し、本社のPCまたは現場管理者のスマホやタブレットで把握することができるようになり、建設現場の生産性向上につながる。


IoT化された施工現場のイメージ

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