5m幅のスーパーワイドUV機「Acuity Ultra」初登場、FFGS:IGAS 2018
富士フイルム グローバル グラフィック システムズは、2018年5月にドイツで開かれた印刷資機材展「FESPA」でリリースしたスーパーワイドLED-UV機「Acuity Ultraシリーズ」を「IGAS2018」で初出展した。
富士フイルム グローバル グラフィック システムズは、ロール対応のLED-UV機「Acuity Ultraシリーズ」を出展した。Acuity Ultraは、最大メディア幅5.13m(メートル)の5000シリーズと、3.4m幅対応の3200シリーズの2モデル。会場では、5m機が展示され、出力デモンストレーションが行われた。
Acuity Ultraシリーズの最高実用スピードは、毎時236m2(平方メートル)。メディア厚は0.1〜2.0mm(ミリ)に対応する。最高解像度は1200×1200dpiで、インダストリアルグレードの最小3ピコリットルプリントヘッドを備え、写真に近い高画質を実現。店舗内用の高画質カラーコルトンや内照式ソフトサイン、壁紙、ウィンドウ装飾など、多様な用途に適応する。
インクは「Uvijet GSシリーズ」で、カラーはCMYKとライトシアン、ライトマゼンタ、オプションで2つのホワイト。さらに2丁掛け、3丁掛けが可能なマルチロール機能も追加できる。
海外では先行して販売展開されており、国内では2018年秋ごろの発売を予定している。
ブースでは、2018年2月に発売した1620mmのメディア幅に対応するミドルレンジのLED-UVインクジェットプリンタ「Acuity LED 1600R」も出品。
搭載インクはCMYK、ライトシアン、ライトマゼンダ、ホワイト、クリアの8色または4色。室内空間における化学物質の排出に関する米国環境基準「GREENGUARD Gold」の認証を取得し、学校や医療施設でのデジタルプリント壁紙やフロア装飾にも適合する。
印刷スピードは、最速で毎時33m2。また、ロール基材ホルダーと巻き取りユニットの双方に、40kg(キロ)までの耐荷重性能を備え、大量のプリント業務も、ロール交換することなく一挙に行える。
会場では、Acuityユーザーによるさまざまな事例を実際の製作物とともに紹介。独自開発の「UVIQUE(ユビ―ク)技術」によるインテリアなどの皮革・合皮、厚盛印刷などの出力サンプルが展示された。
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