VRで“オンリーワン”の家づくり、「社長の邸宅」プロジェクト:BIM/CAD(2/2 ページ)
注文住宅・デザイン住宅を手掛けるフリーダムアーキテクツデザインは、会社経営者などの富裕層に向けた家づくりプロジェクト「社長の邸宅」を開始する。VRを活用した設計手法や、プラットフォームサービスを利用して世界中のデザイナーとの協業を行い、“オンリーワン”の家づくりを支援するという。
インテリアは世界中のデザイナーと連携可能に
会見に登壇したフリーダムの設計企画部長 長澤信氏は、社長の邸宅プロジェクトにつて「高額案件を対象にするからといって、何でも高いものを選択すれば良いということではない。富裕層の方だからこそ、価格や質に対してシビアな目線を持っている。適切かつ最上級のビジネスクラスを目指すというイメージ」と説明する。
加えて「建築設計者というのは、必ずしも全員がインテリアに関して深い知識を持っているわけではない。建物の中と外のデザイナーというのは、別だと考えている。だが、インテリアデザインというのは家づくりにおいて非常に重要な項目。そこで、インテリアについては世界中のデザイナーと協業していく」と語る。
世界中のインテリアデザイナーとはどのように協業するのか。今回のプロジェクトでは世界最大級の住宅デザイン・住まいづくりのプラットフォーム「Houzz(ハウズ)」を活用する。Houzzは、デザイナーなどの専門家が投稿したインテリアなどの写真を閲覧できるプラットフォーム。好みのデザインを見つけた場合、それを投稿したデザイナーに発注することができる。
社長の邸宅プロジェクトでは、必要に応じてHouzzで好みのデザイナーを選び、発注する。デザイナーが作成した図面やデータは、フリーダム側で住宅モデルに統合し、VRでも閲覧できるようにするというフローだ。
今後は2017年9月末までに、VRによるプレゼンテーションを20組限定で行う予定だ。その後は「2〜3年後には年間受注数100件を目指す」(鐘撞氏)としている。
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