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スマホからビルの異常をいつでも遠隔監視、月額2000円で始めるセキュリティ対策FM(2/2 ページ)

三菱電機ビルテクノサービスは、中小規模ビル向けのセキュリティサービス「おてがるっく」の提供を2017年4月1日から開始した。監視カメラシステムと入退室管理システムを連携。これらの情報をクラウドにあげることで、スマートフォンやPCのWebブラウザから、いつでも監視カメラの映像や入退室情報を確認できるという。月額2000円(税別)から利用できるのが特長だ。

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付加価値サービスで他社との差別化を


三菱電機ビルテクノサービス ファシリティ事業本部 業務 業務グループの部長代理を務める新村拓也氏

 三菱電機ビルテクノサービスが、おてがるっくのようなクラウドを用いたサービスを展開するのは今回が初となる。同社の新村拓也氏は「当社はビル設備の工事やメンテナンスを中心に事業を展開してきたが、他社との差別化がなかなか難しい。付加価値のあるサービスを提供しなければということで、2015年くらいから検討を進めてきた」と語る。

 付加価値サービスの1つとして、同社が提供しているのがビル設備運用システム「facima(ファシ―マ)」である。facimaは2009年から提供しているサービスだが、ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)実現に向けた省エネ化に貢献するという。

 30分ごとの電力を監視し、契約電力や顧客が設定した目標電力を超えないよう自動制御を行う機能の他、ビル全体の運営を効率化するBEMS(ビルエネルギーマネジメント)機能などを提供している。円グラフなど用途に応じたグラフ化も可能となっており、各種エネルギー使用量の把握や省エネ節電の分析に役立てることが可能だ。


facimaのイメージ (クリックで拡大)

 今後もおてがるっくやfacimaのような、データを収集して“見える化”する付加価値サービスを検討しており、新村氏は「顧客の満足度向上につなげたい」とした。

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