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一般建機で無人化施工を可能に、オペレーター育成も強化:情報化施工
フジタは一般の建設機械に後付けして無人化施工を可能にする「ロボQ II」を開発した。従来より性能や組み立てやすさを改善し、災害時などにより迅速に利用できるようにした。同時に無人化施工に対応できるオペレーターの育成にも着手している。
大和ハウスグループのフジタは、一般建機に取り付けて無人化施工を可能にする「ロボQ II」を開発し、2017年2月から現場への導入を開始した。同時に災害時に無人化施工に対応できるオペレーターの育成にも着手している。
災害現場などで必要となる無人化施工専用の建設機械は台数が少なく大型であり、緊急時の機動性や調達には課題がある。そこでフジタと国土交通省は1999年に一般の建設機械に取り付けるだけで無人化できる「ロボQ」を開発した。
2代目となるロボQ IIは、各ユニットと操作レバー把持部のワンタッチ着脱化、故障モニタリング昨日、フェールセーフ機能を拡充するなどの改良を図った。これにより、初代ロボQと比較してメンテナンス性や安全性を改善した。組み立て時間も短縮することができ、緊急時の機動性も向上したという。現在、長崎県島原振興局の「雲仙地区地域防災対策総合治山工事」の無人化施工に導入している。
災害対策用の無人化機械の導入においては、経験のあるオペレーターが不足している点も課題となっている。そこでフジタは無人化機械のオペレーターの教育や育成を目的に、ロボQ IIを活用した運転講習会も実施している。災害協定を結んでいる協力会社の建設機械オペレーターを全国から募り、7日間の講習を行ったという。今後も定期的に講習を実施し、人材育成に取り組んでいく方針だ。
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