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鹿島の「赤坂Kタワー」、CO2排出量削減で「トップレベル事業所」に認定省エネビル

鹿島が手掛けた東京都港区の超高層複合ビル「赤坂Kタワー」が、東京都の温室効果ガス排出総量削減義務と排出量取引制度」の第二計画期間で、「トップレベル事業所」に認定された。CO2排出量40%削減を目指したビルで、空調や熱源、照明の制御システムなどを導入し、省エネを図った。

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 鹿島は同社が企画・開発・設計・施工し、所有する超高層複合ビル「赤坂Kタワー」(東京都港区)が、このほど東京都が実施する「温室効果ガス排出総量削減義務と排出量取引制度」の第二計画期間(2016年度申請)で、「トップレベル事業所」に認定されたと発表した。


「赤坂Kタワー」の外観 出典:鹿島

 2010年度から始まった同制度は、東京都環境確保条例に基づき、都内の大規模事業所(燃料、熱および電気などのエネルギー使用量が原油換算で年間1500kl以上の事業所)を対象に、地球温暖化対策に優れた事業所を選定・認定し、温室効果ガス排出総量削減の促進を図るものだ。

 各事業所のCO2排出量削減のための推進体制や、省エネルギー設備の導入状況など、東京都が定める213項目への対策が“極めて優れた事業所”をトップレベル事業所に認定し、この認定を受けると、各事業所に課せられた温室効果ガス削減義務率が50%に緩和される。

 2016年度は、対象となる約1300件の大規模事業所の中で、オフィスビルなど(第一区分事業所)は8事業所が認定を受けた。赤坂Kタワーは、「建物及び設備性能に関する事項」について特に高い評価を受け、今回の認定に至った。

 赤坂KタワーはCO2排出量の40%削減を目指して計画され、2012年1月に竣工した賃貸オフィスを核とする超高層複合ビル。延床面積5万3777平方メートル。RC造(一部S造)、地上30階、地下3階、塔屋2階で高さは158メートルとなっている。建物には庇効果のあるアウトフレーム構造を採用し、設備には空調や熱源、照明の制御システムを適用するなど、最先端の省エネルギー・CO2削減技術を数多く導入した。またビル入居者に向けた、CO2排出量削減を目的とする説明会を開催するなど、ハード・ソフトの両面で、環境負荷低減と快適な執務空間を実現したという。

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