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高知県の中土佐町、新庁舎建設のプロポーザルをBIMで実施BIM/CAD

高知県の中土佐町は新庁舎建設における基本設計業務の実施事業者の選定を、BIMを利用した公募型プロポーザル方式で実施する。

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 高知県中土佐町は、同町の新庁舎建設における基本設計業務の実施事業者を、公募型プロポーザル方式で選定すると発表。条件として設計図作成にBIM(Building Information Modeling)の使用を義務付けている。

 現在の中土佐町役場庁舎は、南海トラフの巨大地震が発生すると津波や長期浸水の被害を受ける可能性があり、高台へ移転建て替えを検討している。今回募集するのは、新庁舎本体の基本設計業務の他、新庁舎建設に直接関連する駐車場、進入道路、自家用給油所、斜面補強対策、久礼中学校校庭などの改造、外構などの付帯工事の基本設計業務だ(図1)。


図1 整備イメージ 出典:中土佐町

 対象の敷地面積は7750平方メートル、新庁舎の規模は延べ約2700〜3200平方メートルの想定で、付帯工事を含む建設の予算規模は20億円以内、完成は2020年度を予定する。設計図作成はBIMによる実施を義務付けるため、プロポーザル参加希望者には参考資料をIFC形式のデータを提供する。

 一般業務は官庁営繕事業におけるBIMモデルの作成および利用に関するガイドラインに基づき実施するものとしており、この他にも追加業務として風、熱、光環境などのシミュレーション、LCC(ライフサイクルコスト)およびCASBEE評価などを設けている。参加表明書の提出期限は10月19日、審査結果の公表・通知は12月6日までに行う予定である。

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