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建設時のCO2排出量を「見える化」、実建築物で国内初のCFP認定省エネビル

安藤ハザマは茨城県つくば市に建設した研修用宿泊施設「TTCつくば」において、産業環境管理協会の「カーボンフットプリント(CFP)宣言認定」を取得したと発表した。建設資材の調達や施工時に発生する温室効果ガスの排出量をCO2に換算して「見える化」した。実建築物での同認定の取得は国内初としている。

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 安藤ハザマは2016年9月、実建築物で「カーボンフットプリント宣言認定」(以下、CFP宣言認定)を取得したと発表した。茨城県つくば市の技術研究所に隣接して建設した同社の研修用宿泊施設「TTCつくば」が取得した。実建築物でのCFP宣言認定の取得は、日本初の事例になるという(図1)。


図1 「TTCつくば」の外観 出典:安藤ハザマ

 カーボンフットプリント(以下、CFP)とは、原材料の調達から廃棄・リサイクルに至るまでの商品・サービスのライフサイクル全体を通して排出される温室効果ガスの排出量を、CO2に換算し数値で「見える化」して表示する仕組み。CFP宣言認定は産業環境管理協会が運営する「カーボンフットプリントコミュニケーションプログラム」に定められる第3者検証機関の承認を経て取得できる。

 今回、認定を取得したTTCつくばは、2016年5月に完成。建設に伴うCO2排出量は、耐用年数65年あたり4100トンと試算した。このように見える化した建設時のCO2排出量は、建築物のライフサイクルにおける各段階や項目ごとに細分化できる。4100トンの内訳は資材製造段階が43%、施工段階が16%、修繕・改修段階が28%、廃棄・リサイクル段階が3%としている。

 CFP宣言認定を取得するには、事前に認定対象の温室効果ガス排出量の算定基準となる「カーボンフットプリント製品種別基準(CFP-PCR)」を策定し、認定を受ける必要がある。安藤ハザマでは2014年5月にRC造建築物に限定したCFP-PCRの認定を取得していたが、今回の実建築物への適用に当たり、鉄骨造、木造、プレキャスト造や混構造などのあらゆる構造種別についても算定できるようにCFP-PCRを拡張。改めて認定を取得した。

 CFPの算定範囲は、建物の運用時や設備に関しては対象外としており、躯体や仕上げに関する新築・改修時および廃棄・リサイクル時に限定されている。今回のTTCつくばの建設時における各段階でのCO2排出量の情報を分析することで、材料や工法によるCO2削減ポイントをより効果的に把握し、顧客に対して環境負荷低減の観点から材料・工法などの提案に活用していく方針だ。

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