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BIMに特化したドキュメント管理を実現、オートデスクが「Docs」を発売BIM/CAD(2/2 ページ)

オートデスクは建設プロジェクトで使われる2D/3Dデータや設計図書の管理・保存、共有や編集などの作業の効率化に貢献するクラウドサービス「Autodesk BIM 360 Docs」の販売を開始した。

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安全な情報共有・管理をサポート

 2つ目がデータを安全に管理・共有する機能だ。Docsではクラウド上に作成したフォルダやデータに対するアクセス権限の管理といった基本的な機能の他、複数の管理機能を備える。代表的なものとしては、特定のタブレット端末のみにデータの閲覧権限を付与する機能や、図面やモデリングデータを特定のユーザーに見せたいという場合に、クラウド上にある指定したデータを、Webブラウザ上などからダウンロード不可の状態で閲覧させられる機能がある。これにより、データそのものを送付するリスクを防げる。

 Docs上にあるファイル、データへのアクセスや変更履歴などのログは全て記録される。また、図面などのファイルは過去のバージョンも保存される。バージョンを元に戻したり、データをバックアップしたりといった用途でも活用可能だ。また、プロジェクトが終了し建築物を施主に引き渡した後、維持管理への活用を目的にDocs上にあるデータにオーナー側に提供するといった使い方もできる。

 3つ目の特徴が、拡張性だ。BIM 360を構成するソフトウェアは、全てオートデスクが提供する開発者向けプラットフォーム「Forge」に対応している。そのため、DocsについてもForgeで提供されるAPIを使い、他のシステムやサービスとの連携や、その企業独自のワークフローに合わせてカスタマイズ可能だ。

 Docsの価格は利用するユーザー数に応じ、個別の見積もりとなる。販売は日本国内だけでなくグローバルで同時となっており、オートデスクでは企業規模・地域を問わず、ドキュメント管理を必要とする建設業界のユーザー全てを対象に提案を進めていく方針だ。

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