BIM/CIM全てを一括提供、オートデスクが建築・土木向け新パッケージ:BIM/CAD
オートデスクは「Revit」「AutoCAD Civil 3D」などの代表的なBIM/CIM関連のソフトウェアや「AutoCAD」などを筆頭に、合計22本まとめてパッケージ化した新製品「Autodesk Architecture,Engineering & Construction Collection」の販売を開始した。サブスクリプション方式で提供する。
オートデスクこれまで業界・業務別に7種類提供してきたソフトウェアパッケー ジ「Suite」の構成と提供方法を見直し、新たに3種類のパッケージ 「Autodesk Industry Collections」(以下、 Industry Collections)の販売を2016年8月2日から開始した(図1)。
Industry Collectionsは、複数のソフトウェア、クラウドサービス、技術サポート、管理用ツール、機能強化アップデートで構成されるパッケージで、建築や土木・インフラ業界向けには「Autodesk Architecture,Engineering & Construction Collection」を提供する。
従来個別に販売していた同社のBIMやCIMなどのソフトウェアを、全てまとめて提供する点が大きな特徴となっている。「Revit」「AutoCAD Civil 3D」などの代表的なBIM/CIM関連のソフトウェアや「AutoCAD」などを筆頭に、合計22本まとめてパッケージ化した(図2)。
ソフトウェアの他には、最新バージョンと強化機能の提供、前バージョンの使用、海外持ち出しへの対応、25ギガバイトのクラウドストレージなどのサービスが付帯する。また、より専門的な機能や特殊なニーズに対応するために、シミュレーションやデータ管理ツールなどのソフトウェアやクラウドサービスも別途用意され、追加購入を行えるようにした。
販売方法はサブスクリプション方式で、期間を3カ月、1年、2年、3年から、利用するユーザー数をシングルとマルチから選ぶことができる。希望小売価格はシングルユーザーで3カ月の場合で15万4000円(税別)、シングルユーザー1年の場合41万円(同)、マルチユーザー1年の場合で53万3000円(同)。RevitとAutoCAD Civil 360の2つの年間単体購入すると60万円以上掛かることを考慮すると、これまでより非常に価格を抑えたパッケージといえるだろう。
なお、Industry Collectionsの発売に伴い、Suite製品の販売は2016年7月31日で終了となるが、サブスクリプションおよび保守プランを利用するユーザーに対しては、引き続き機能アップデートを提供する。
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