検索
Special

高所作業車の見直しが、建築設計の自由度と安全性を高める理由とは?

「設計の自由度を高めたい」「施工作業を効率化したい」「工事の安全性を高めたい」――こうした建設業界の悩みを解決できるという、世界トップクラスのシェアを誇るJLGの高所作業車とは?

PC用表示
Share
Tweet
LINE
Hatena
PR

 近年、設計と施工を一括で発注する「デザインビルド方式」の案件が大きく増加している。設計時から施工を見据えた品質管理が行いやすく、工期の短縮や、建設コストの削減が見込めるメリットがあるというのがその理由の1つだ。しかしその反面、施工に掛かる時間やコストの制約に、“合わせた設計”を求められることも多い。こうした状況の中で、「設計の自由度を高めたい」と感じたとき、どのような一手を考えるだろうか。

 その“一手”は、施工に利用する高所作業車の見直しにあり――。こう聞くと、突飛な意見と思われるかもしれないが、施工の自由度と効率、ひいては設計の自由度の向上に寄与する高所作業車がある。JLG Industries Japan(以下、JLG)が展開する、自走式高所作業車だ。

 同社は自走式高所作業車で世界トップクラスのシェアを誇る米JLG Industries社の日本法人。日本製の高所作業車にはない機能と、“世界基準”の安全性能の高さで、国内での採用事例を増やしている。大手ゼネコンの“設計部”も施工への導入を決めたという、同社の高所作業車の機能を紹介しよう。

「屈伸式」だから実現できる作業効率

 高所作業車と聞くと、多くの人が日本製で一般的なブームが真っ直ぐに伸びる「直伸式」を思い浮かべるのではないだろうか。一方、JLGが展開しているのは「直伸式」と「屈伸式」と呼ばれるブームリフトだ。グローバルには、建設現場の約半数で屈伸式のブームリフトが利用されているという。

 なぜ、海外では屈伸式の利用が進んでいるのか。その理由は、屈伸式のブームを途中で折り曲げることができるという機能が建設作業にもたらす大きなメリットにある。ブームを途中で折り曲げることによって生まれる「広い懐」を生かし、手前にある障害物を乗り越えながら作業を行うことができるのだ。


屈伸式ブームリフトの利用イメージ

 例えば、特に大型かつ複雑な建築物の場合、障害物によって、直伸式の高所作業者ではアクセスできない作業箇所が生まれることがある。その場合、何度も車両位置を変更しながら作業を行う、あるいは大掛かりな足場を組んだり、ゴンドラを設置したりしながら作業を行うことが多い。当然ながら、その分時間とコストが掛かる。また、作業者が無理な姿勢で作業を行わなければならず、危険が伴うケースもある。

 屈伸式のブームリフトでは、このような障害物を乗り越えながら行う作業に対して、抜群の効果を発揮する。「本来はこうした設計にしたいが、施工効率やその後のメンテナンスを考慮すると、実現は難しい……」といった課題も、屈伸式のブームリフトを利用することで解決できる場合が多い。

世界最高クラスの新モデルが登場、操作も簡単

 JLGでは、屈折式と直伸も可能な屈伸式を、幅広いブームリフトのモデルをラインアップしている。そして、新製品として新たに日本市場に投入するのが、「1500AJP」という屈伸式ブームリフトだ。最大の特徴は、「世界最高クラス」をうたう、その作業範囲の広さにある。最大地上高は約48mを誇り、20mの作業高さでの最大作業半径は約23.5m、約48mの最大地上高でも半径約18mの範囲で作業を行うことができる。


「1500AJP」

 1500AJPは、高さ15〜20m程度までの障害物であれば、難なく乗り越えながら作業を行うことができる。また、4WDを採用しており、凹凸のある路面での利用にも対応できる。さらに順位相、逆位相切り替えのできる4WS(四輪操舵)を採用しており、いわゆるカニ操舵(幅寄せ)、逆操舵(極小旋回)ができ、長いブームを持つ機体出ありながら国内の狭い現場で容易に移動できる。また、先端のジブは上下及び左右にも動かすことが可能だ。バスケットの首振りと合わせることで、対象物の裏側にも容易に接近できる。一般的な大型ビルだけでなく、複雑なプラントやスタジアムなどの建設作業や、メンテナンス作業にも生きるモデルだ。

 JLGがこれまで展開していた屈伸式ブームリフトで、最も大型なのは最大地上高さ38.1mのモデルだった。1500AJPはさらにそれを約10m上回る大型モデルで、この製品の投入によって、JLGが展開する屈伸式ブームリフトは、地上高約10.3〜48mまでに対応できる、多彩なラインアップが揃うことになる。

「1500AJP」の紹介ムービー

 屈伸式というと、「直伸式とくらべて、操作が複雑なのではないか」という印象を持つかもしれないが、実は簡単だ。まず、車両本体に近い1本目のブーム(ロワーブーム)を、必要な高さまで動かす。ここから後の操作は、一般的な直伸式のブームリフトと全く同じだ。これら全ての操作はバスケット内の装置から行える。また、ロワーブームは、ターンテーブルの旋回半径内までしか伸びない仕様となっているため、ロワーブームの上部が旋回作業中に障害物に干渉することも防げる構造となっている。

世界水準の安全性を実現する「SkyGuard」も標準搭載

 JLGの提供するブームリフトは、作業者を守る高い安全性能も大きな特徴となっている。その1つが「SkyGuard」という安全機能だ。ブームリフトの利用時に起こる事故に、ブームやバスケットを動かした際、作業者が設備との間に挟まれてしまう「挟まれて事故」がある。これを防ぐために、ブームリフトには安全装置の搭載が義務付けられており、日本製のブームリフトでは、センサーやワイヤーなどで作業者の接触を検知すると、緊急停止する装置が取り付けられている場合が多い。

 一方、SkyGuardはそのさらに一歩先を行く機能を持つ安全装置となっている。具体的には、接触した瞬間、全ての動作を停止させるだけではなく、作業者に圧力がかかる方向とは逆方向に各動作が戻る。これにより、挟み込まれた作業者を瞬時に解放でき、大怪我を防ぐという仕組みだ。


「SkyGuard」

 さらにSkyGuardは、米国規格協会(ANSI)が定める安全基準に準拠しており、今後、ANSIの標準規格として認定される予定だという。日本より厳しい米国の安全基準に準拠するこの安全装置を、JLGでは提供するブームリフトに標準搭載している。

「SkyGuard」の作動イメージ

 JLGではこの他にも、排気ガスが無く、騒音の小さいバッテリー駆動の電動ブームリフトも展開している。作業高さ9.2〜18.4mの9モデルをラインアップしており、18m以上での作業が可能な電動ブームリフトを展開しているのは、国内では同社だけだ。

 設計の自由度を高めたい、建設作業の効率化を図りたい――こうした悩みを持たれる方は、ぜひ一度JLGのブームリフトを検討してみてはいかがだろうか。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.


提供:株式会社 JLG Industries Japan
アイティメディア営業企画/制作:スマートジャパン 編集部/掲載内容有効期限:2017年12月19日

ページトップに戻る